2024.02.13
石巻市流留にて行った化粧スレート(コロニアル)へのスーパーガルテクト重ね葺き工事(カバー工法)の様子を、これまで2回にわたりご紹介してきました。 前回までにスーパーガルテクトの平葺き(平部の屋根材施工)までが完了しています。 今回のブログでは、工事の仕上げとして本棟…
石巻市流留のお客様より「コロニアルの破片が落ちてくるので調べてほしい」とのご依頼がありました。築21年のお宅で、2年前に塗装工事をしたばかりなのに、なぜ屋根材が落ちてくるのかと不安な思いをされているとのこと。早急に調査に伺ったところ、かなりの枚数の屋根材が欠けたり、ひびが入ったりしている状態で、既に落下した跡もいくつか見受けられました。
ご相談のあったS様邸の現地調査の様子です。
屋根調査の詳細はコチラ →石巻市流留│塗装したばかりなのに化粧スレート(コロニアル)が落下する屋根の調査
こちらは21年前に新築したお宅ですが、その時期のコロニアル(化粧スレート)はアスベストからノンアスベスト屋根材への移行期に当たり、強度や耐久性に問題のある屋根材が出回っていて、このように劣化してしまうことが多いと言われています。
また、2年前の塗装工事の際は、施工業者がコロニアルの劣化を把握しており、コーキングで応急処置をした上で塗装したようです。塗装してしまう前に、葺き替えやカバー工事をしていれば一度の工事で済み、お客様のご負担が減らせたかもしれませんね。
現時点で雨漏りはありませんが、いずれ屋根の下地が傷み、雨漏りが予想されますので、早急な対策が必要です。
いくつかご提案をした上で、今回は解体の費用負担の少ないカバー工法で工事を行うことになりました。屋根材は耐久性が高く、軽量で、建物にかかる負担の少ない、カバー工法に適したスーパーガルテクトを使用します。
それでは早速、工事の様子をご紹介します。
カバー工法では大規模な解体は必要ありませんが、既存屋根材の上から防水シートを重ねて貼る(ルーフィング)ため、ルーフィングの前に屋根の突起物を取り除き、屋根全体をフラットな状態に整える必要があります。
解体~ルーフィングの詳細はコチラ →石巻市流留│劣化した化粧スレートのカバー工事の解体~ルーフィング(1)
簡易な解体が完了し、防水シートを施工します。使用するのは田島社製のタディス・セルフ(粘着層付き改質アスファルトルーフィング)です。
カバー工法の場合、既存の屋根材の上に防水シートを施工するので、通常の施工のようにステープルで野地板に固定することができません。そのため、粘着層付のルーフィングを使用します。
防水シートの施工の後はいよいよスーパーガルテクトの施工です。
まず、平部を施工する前に軒先に軒先唐草、袖部にケラバ水切の取り付けを行います。
スーパーガルテクトでは、本体と同質の専用部材を使用します。各部材とも同じ仕様で製造されるため、統一感のある仕上がりとなります。
スーパーガルテクト施工の詳細はコチラ →石巻市流留│カバー工事のスーパーガルテクト唐草~平部施工(2)
平部の施工を終え、屋根葺きの仕上げとして本棟と壁際を施工します。
棟、壁際どちらも雨漏りしやすい箇所となりますので、雨仕舞が重要となります。
本棟・壁際施工の詳細はコチラ →石巻市流留│スーパーガルテクトのカバー工事 仕上げは本棟・壁際施工(3)
雨樋交換が完了し、今回のスーパーガルテクトのカバー工事が全て完了しました。
スーパーガルテクトでは役物が全て屋根材と同質ですので、統一感があってスッキリとした仕上がりです。
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