2023.11.22
仙台市泉区のお客様より葺き替えと雨漏り修理のご相談があり、屋根の調査にお伺いしました。 こちらのお宅は築36年のセキスイハイム アバンテの建物で、「プレーゲル」というセキスイハイム独自の屋根材を使用しています。 数年前に屋根の塗装工事を行ったばかりですが、屋根材の劣化が酷く、化粧…
石巻市元倉にて、トタン瓦棒葺きの屋根からSGL鋼板製の立平ロックへ葺き替え工事を施工中の現場です。
ここまでの工程では、既存トタン屋根を解体→野地板の増し張り→ルーフィング→立平ロックの平葺きまでを行いました。
今回は、本棟と壁際の取り合い部分の施工の様子をご紹介します。(『棟』についてはこちら→「棟」ってどこのこと?)
本棟の施工の様子です。
板金屋根の本棟施工は、まずは木下地として鼻桟・貫板を本棟部分に取り付け、その上に棟板金を被せて固定します。
棟側の屋根材の端には雨水の浸入を防ぐための
「返し」を付けてあります。この「返し」を付けた屋根材と屋根材の間に、鼻桟(はなざん)という木材を本棟のラインを挟むように対にして取り付けます。
鼻桟を取り付けたら、その上から貫板(ぬきいた)
を鼻桟と
同様、
本棟に沿って対に
してビス固定します。
使用する木材は防腐処理を施したものを使用しています。
木下地を取り付けたら、棟板金(棟包み)をその上から被せ、ステンレスビスで固定します。
棟板金は、立平ロックに使用した鋼材と同じSGL鋼板を
棟の形状に合わせて事前に
加工し
たものです。
棟板金と棟板金との継ぎ目には、コーキングを打ち、板金のズレを防ぐとともに、板金の隙間からの雨水の浸入を防ぎます。
1階屋根と2階の壁がぶつかる箇所(取り合い)を納めます。
この部分は異素材同士がぶつかるために隙間ができやすく、隙間からの雨水の浸入を防ぐために何重もの防水対策(雨仕舞)を施します。
ルーフィング(防水シート)と平葺きの際に、壁際部分に当たる部分の防水シートと屋根材は立ち上げ加工をしてあります。
この上から、仕上げに取り付ける板金の下地となる貫板を取り付けてきます。
木下地(貫板)を取り付けたら、
面戸(エプロン)を取り付けます。面戸によって隙間を塞ぐことで、立ち上げた壁際部分への雨風の吹き込みや虫等の侵入、落ち葉やホコリ等の堆積を防ぎます。
貫板の上から雨押えを被せ、固定します。固定には、釘よりも留め付けた箇所が緩みにくく、耐食性の高いステンレスビスを使用します。壁との境目にはコーキングを打ち、防水性を高めます。
こちらのお宅は2階にバルコニーがありますが、ここの壁際にももちろん雨仕舞が必要となります。バルコニーの床材を一旦外し、同じように貫板、面戸を取り付けます。
使用しています。
、2階の屋根に段差がついています。少しの段差ですが、
こちらも雨仕舞が必要ですので、
同様に納めました。
全ての工程が完了し、葺き替え工事が完了しました!
こちらのお宅は、東日本大震災の被害による葺き替え工事でしたので、石巻市の被災者住宅再建事業の補助金制度を利用しています。
※石巻市被災者住宅再建事業補助金制度の事前相談票の提出期限(8/31)が迫っています。対象の方で提出がまだの方はお急ぎください!
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