
2025.05.31
こんにちは。街の屋根やさん仙台石巻店です。今回は、大河原町にお住まいのO様からいただいたご相談を紹介します。O様のお宅は築18年で、これまで特に屋根の不具合は感じていなかったそうです。 ある日、見たことのないリフォーム会社の方が訪問し、 「お宅の瓦、ズレ落ちそうですよ。」「心配な…

こんにちは。宮城県で屋根工事を行っている街の屋根やさん仙台石巻店です。
今回は、遠田郡美里町にお住まいのお客様から「屋根にスズメが巣を作って雨樋が詰まったり、糞害で困っている」というご相談を受け、実際に現地調査を行ったところ、瓦の隙間からスズメが入り込み、屋根の内部や雨樋に大量の藁や枯れ草で巣を作っていたことが判明しました。
小さな鳥の巣でも長年放置すると、雨漏りの原因やダニ・ノミ等の害虫の発生、木材の腐食につながる可能性がありますので、今回の工事では再び巣が作られないようにしっかりと対策を行いました。
まず現地調査で分かったのは、屋根の軒先(屋根の端の出っ張っている部分)に鳥等の小動物の侵入を防ぐための部材が一切取り付けられていない状態でした。
(ちなみに当店では、隙間の空きやすい和瓦やS型瓦の場合、プラスチック製の軒先面戸を必ず取り付けています。)
軒先の瓦の中は、見た目には分かりにくいですが、意外と空間が空いています。
今回は屋根の軒先を覆う軒瓦の小さな隙間を通って、スズメが入り込んでいたのです。
さらに、藁や枯れ草などの巣材が雨樋(あまどい)にまで詰まり、水の流れを妨げている状態でした。
これでは雨が降った際に水があふれ、外壁を濡らしたり、建物の基礎に悪影響を与える危険があります。
瓦を取り外したら、内部に詰まった巣材を手作業で取り除いていきます。
ちなみに卵や雛がいる状態で鳥の巣を撤去した場合には鳥獣保護法違反になり1年以上の懲役、または100万円以下の罰金が科せられる😱ので注意が必要です。
撤去できるのは、巣作りの途中や雛が巣立ってしまった後の巣です。
※卵やヒナがいる状態でも鳥の巣を撤去が必要となった場合は、「捕獲等の許可」を得ることで撤去できます。
捕獲等の許可の申請先は、鳥の種類によって変わります(スズメやヒヨドリなど25種類の鳥類は市町村、その他の鳥類は都道府県知事または環境大臣の許可が必要)。まずはお住まいの自治体の環境課などに相談してみましょう。
軒先面戸と漆喰の施工が済んだら、軒瓦を葺き戻します。同様に隅棟も再施工します。
元の瓦はステンレス製の釘でしっかりと固定し、サビにも強い仕上がりになっています。
これでスズメの侵入防止工事は完了です!
次の巣作りの時期からは、雨樋の詰まりや糞害に悩まされることはもうありません。
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