 
			2025.10.02
こんにちは。街の屋根屋さん仙台石巻店です。今回は、松島町にある築45年のS様邸で、厚型スレート屋根からの雨漏りの点検・見積りのご依頼をいただきました。実はこのお宅、過去に飛び込みの業者へ40万円を支払って修理を依頼したにも関わらず、雨漏りが止まらず、施工業者への連絡もつかず、困り…
 
				 
遠田郡美里町にある葬祭会館のAT2段式(金属・横葺屋根)葺き替え工事の様子です。
こちらでは11年前の東日本大震災で、板金屋根が変形したために、変形した部分のみを葺き替えることとなりました。
本日が葺き替え工事2日目となります。
前回の工事では、既存屋根材の解体とルーフィングまでが完了しています。
 
前回の工事では屋根材が変形した部分だけを切断して解体しました。
解体した後は、既存AT2段式屋根材の切断部分に、手作業で上から下まで「雨返し」をつけて雨水の浸入を防ぐための処理を施しました。
 
解体した部分にはルーフィングを施工しました。
こちらは下地材にセメントボードを使用しており、通常のルーフィングをステープル(針)で留めることができないので、粘着層付の改質アスファルトルーフィング材である「タディスセルフ」を使用しました。
既存の屋根材と新しい屋根材を葺き替える部分との境目は、雨水の浸入を防ぐための雨仕舞が必要となります。
境目の両側の屋根材を立ち上げ(雨返し)、その間に入れたタルキにキャップを固定します。
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雨返しをつけた既存AT2段式屋根材の切断部と葺き替え部分の境目に、立上部分の木下地となる垂木(タルキ)を鉄骨ビスで固定します。
新旧屋根材の継ぎ目を立ち上げることにより、雨水が横走りして屋根に浸水するのを防ぎます。
 
これから葺く全てのAT2段式屋根材の両端に折り返しを付けていきます。
雨返しの処理を施した屋根材をタディスセルフの上から、鉄骨ビスで固定しながら葺いていきます。
 
新旧屋根材のジョイント部はこのような施工となります。
雨返しと雨返しの間にタルキが入る形です。
 
AT2段式の平葺きが終わりました。
次は、葺き替え部分の境目(立ち上げた部分)にキャップを取り付けます。
 
次は棟部を復旧します。
工事前、既存の棟部に傷みがなかったため、解体の際に棟の部材は処分せずに、再利用するために保管しておきました。
 
まず解体の際に取り外した貫板(ヌキイタ)を棟部に戻します。
ジョイント部のタルキが横断している部分は、貫板を切断して調整します。
 
貫板を取り付けたら、同じく最初に解体して保管していた棟板金を復旧します。
タルキが当たる部分は板金ばさみで切り取って噛み合わせるように調整します。
 
 
 
既存のLアングルを戻し、アングル用固定金具の交換は完了です。
まだ屋根材劣化を防ぐための塗装工事が残っていますが、これで葺き替え工事はひとまず完了となりました。
 
葺き替え工事前
中央部分の屋根材が大きく歪んでいます。また、Lアングルを固定する雪止金具の錆が目立ちます。

 
葺き替え工事完了後(塗装工事前)
変形した部分の屋根材を新しいものと交換し、Lアングル固定金具も交換しました。
境界部分の雨仕舞も万全で、すっきりと納まっています。
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