亘理町│玄関からの雨漏り…実は雨樋の破損が原因

約40年前の新築の際、弊社で屋根を施工した当時ことを「とても良くしていただいた」とお客様がよく覚えていてくださり、東日本大震災後の点検の際もご依頼いただきましたが、何も異常がなく良好な状態でした。
今回は雨漏りしているということです。屋根の状態が心配ですね。

何か原因は、と周囲を見回してみると…あった!ありました!お客様が「雨漏りしている」と言っていた玄関の上に、雨漏りの原因となりそうな箇所を見つけました。2階の竪樋の先についているはずの這樋(はいどい)ありません!

強風で飛ばされてしまったと思われます。これでは屋根の一点へ集中的に雨水が叩きつけられ、許容量を超えてしまった雨水が屋根に侵入しても不思議ではありません。
案の定、雨水が当たるだろうと思われる箇所の瓦を外してみると、屋根下地に雨水でシミができていました(画像がなく、すみません)。雨漏り箇所とも一致します。幸いなことに下地は傷んでおらず、濡れただけで済みました。
雨樋各部の名称について(主なもの)

◆軒樋(のきどい):屋根の軒先に取り付けられた水平方向の雨どいで、屋根に降った雨水を集める役割を担う。
◆竪樋(たてどい):屋根面から軒樋に集められた雨水を地面あるいは下水に導く、外壁に沿って軒から垂直方向に取り付けられた雨樋。
◆這樋(はいどい):屋根の上を這うように設置された雨どい。2階の竪樋から流れてきた雨水を1階の雨樋に導く役割を持っており、一般住宅では1階の屋根に設置されることが多い。
◆集水器(上合):軒樋の雨水を集め、竪樋へと流し込む箱状の部材。横樋と竪樋の交差する部分に取り付けられる。





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