2026.03.31
宮城県加美町にお住まいのお客様より、「大雨で急に天井から水が落ちてきた」とのご相談をいただきました。これまで何度か雨は降っていたものの、特に問題はなかったとのこと。しかし、強い雨がきっかけとなり、これまで見えなかった屋根の不具合が一気に表面化したケースです。「もしかすると過去の地…
宮城県加美町にお住まいのお客様より、「大雨で急に天井から水が落ちてきた」とのご相談をいただきました。これまで何度か雨は降っていたものの、特に問題はなかったとのこと。しかし、強い雨がきっかけとなり、これまで見えなかった屋根の不具合が一気に表面化したケースです。
「もしかすると過去の地震で屋根に影響があったのかもしれない」と不安を感じられ、すぐに点検のご依頼をいただきました。
雨漏りは時間が経つほど被害が広がるため、迅速な対応が重要です。今回はご連絡をいただいた当日に現地調査へお伺いしました。
まずは建物全体を外から確認します。一見すると、屋根に大きなズレや崩れは見られませんでした。しかし、雨漏りが発生している以上、どこかに必ず原因があります。
このように「見た目は問題なさそうなのに雨漏りする」というケースは非常に多く、特に築年数が経過している住宅では注意が必要です。
外観だけで判断せず、実際に屋根に上がって細かく確認することが重要になります。
屋根に上がり詳しく確認したところ、原因は「谷(たに)」と呼ばれる部分にあることが分かりました。
※谷とは
屋根の面と面がぶつかり合い、水が集まって流れる通り道のことです。雨水が集中するため、屋根の中でも特に劣化しやすい場所です。
この谷部分には「谷板金(たにばんきん)」という金属の板が使われており、雨水をスムーズに流す役割をしています。しかし今回、この板金に腐食(サビや穴あき)が見られました。
※トタンとは
鉄に薄いメッキを施した金属板で、昔の屋根によく使われていましたが、現在はサビやすいため交換が推奨されるケースも多い材料です。
長年の雨風の影響で劣化が進み、防水機能が低下していたことが雨漏りの大きな原因と考えられます。
さらに詳しく確認すると、瓦の接合部に使われている「コーキング」にも劣化が見られました。
※コーキングとは
隙間を埋めるためのゴム状の材料で、防水の役割を持っています。
この部分がひび割れたり剥がれたりすると、そこから雨水が浸入してしまいます。
また、谷周辺には苔が生え始めていました。苔があるということは、水分が長時間その場所に留まっている証拠です。つまり、排水がうまくいっていない状態といえます。
これらの症状は、すぐに大きな雨漏りを起こすわけではありませんが、徐々にダメージが蓄積され、今回のような大雨で一気に症状が表に出ることが多いのです。
お客様も「これまで全く気づかなかった」とおっしゃっていましたが、これは珍しいことではありません。
小雨や通常の雨量であれば、劣化した部分でもなんとか耐えられてしまう場合があります。しかし、大雨や台風のように一度に大量の水が流れ込むと、防水の限界を超えてしまい、室内まで水が侵入してしまいます。
特に谷部分は水の通り道であるため、劣化が進んでいると一気に雨漏りへとつながります。
今回の調査結果をもとに、お客様には以下の2つのご提案をさせていただきました。
・劣化している谷板金と周辺のみを修理する「部分補修」
・屋根全体の耐久性を見直す「葺き替え工事」
※葺き替え工事とは
既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根に交換する工事です。
部分補修は費用を抑えられるメリットがありますが、他の箇所も同様に劣化している場合は再発のリスクがあります。一方、葺き替えは初期費用はかかるものの、長期的に安心できる選択です。
それぞれのメリット・デメリットを丁寧にご説明し、後日お見積りをご提出することとなりました。
▼関連リンク
・屋根葺き替えと屋根カバー工法 どちらを選ぶのが正解?
今回のように、雨漏りはある日突然起こるように見えて、実際には長い時間をかけて進行しています。
・天井にシミが出てきた
・屋根に苔やサビが見える
・築年数が20年以上経過している
このようなサインがある場合は、すでに見えない部分で劣化が進んでいる可能性があります。
「まだ大丈夫」と思っているうちに被害が広がる前に、早めの点検が安心につながります。
私たちは、無理な工事のご提案は一切行いません。まずは現状を正確に把握し、お客様にとって最適な方法をご提案いたします。
「少し気になる」「念のため見てほしい」
そのような段階でも大歓迎です。
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