2024.10.08
仙台市青葉区愛子にお住まいのお客様より「屋根からの落雪で毎年バイク置き場の屋根が壊れてしまい困っている。何とかしてほしい」とのご相談をいただきました。 こちらのお宅は、建物の東側に駐車場があり、隣接してバイク置き場があります。そこへ冬になると化粧スレート(コロニアル)屋根の1階と…
仙台市青葉区のK様より「雪止瓦が設置してあるのにお隣へ雪が落ちてしまうのだが何か良い方法はあるだろうか」とのご相談がありました。
こちらがご相談をいただいたお客様のお宅の屋根です。セメント製の和瓦が使用されており、桟瓦と同質の雪止瓦が軒先から3段目だけに、桟瓦1枚分ずつ空けて設置されています。
現状では、この雪止めでは落雪が防ぎきれず、隣のお宅の屋根へ雪が滑り落ちてしまい、心苦しい思いをされているとのこと。
おそらく、降雪量に対して既存の雪止めの数が足りておらず、落雪が起こってしまうのだと考えられます。そこで、お客様には雪止めの増設をご提案し、このたび増設工事を行うこととなりました。
軒先に設置した既存の雪止瓦と雪止瓦の間に、1か所ずつ雪止めを取り付けます。また、屋根の中段(下から9段目あたり)に
雪止めの段を増やします。
具体的には、左の画像のマーカー部分となります。
本来であれば、既存の雪止瓦と同じものを使用したいところですが、既に廃盤で入手不可能ですので、今回は瓦用の雪止め金具で対応することにしました。
今回の施工に使用した雪止め金具は、ニイガタ製販(株)より製造・販売されている瓦用の雪止め金具で、和瓦やS型等のカーブのある瓦にも対応可能な富士型瓦用FKR-1というものです。
このような和瓦等で使われる雪止め金具は、正面から見ると富士山のような形に見えるため「富士型雪止め」とも言われます。
早速、雪止め金具を取り付けます。
瓦用の雪止め金具の施工方法は、通常であれば、
桟瓦を葺く際、瓦1枚に対して1本ずつ瓦に引っ掛けながら固定していきます。
ただし、今回のように後から追加で取り付ける場合は、引っ掛ける瓦の上にある瓦を一旦剥がしてから雪止め金具を瓦に引っ掛けて野地板に釘で固定、瓦を戻す、という手順になります。
固定箇所を拡大します。
雪止め金具をセメント瓦に引っ掛けたら、しっかりとステンレス釘で野地板に固定します。
それと同時に瓦を剥がした部分の下地に不具合がないか確認も行います。
雪止め金具を固定したら、剥がした瓦を元に戻します。
下の段の雪止め金具の取り付けが終わりました。
既存の雪止瓦同士の間隔が広くて密度が低かったため、雪止瓦と雪止瓦との間に1本ずつ雪止め金具を増設しました。
軒先に1段のみでは大雪の際は、強度的に不安が残ります。
屋根中段(下から9段目辺り)にも雪止め金具を取り付けて2重の対策を施しました。
雪止め金具の増設工事が全て完了しました。
これでお隣りへの落雪の不安もなくなりました。
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