石巻市南境にて、雨漏りをきっかけに土瓦から三州陶器瓦への葺き替えを行うことになった蔵の屋根工事も最終段階を迎えました。
最初の既存の土瓦解体に始まり、これまでに野地板の増し張り、改質アスファルトルーフィング施工、平葺きまでが完了しています。
今回、本棟施工とケラバ板金の取り付けを行い、全ての工程が完了します。
~この現場のこれまでの工事ブログはこちら~
▶雨漏り調査の様子→『石巻市南境│築110年の蔵の土瓦屋根の雨漏り調査』
▶土瓦解体の様子→『石巻市南境│蔵の土瓦の解体(葺き替え工事①)』
▶野地板の解体・ルーフィングの様子→『石巻市南境│解体した蔵の野地板の増し張り・ルーフィング(葺き替え工事②)』
▶瓦桟施工・平葺きの様子→『石巻市南境│築110年以上経った蔵の土瓦を三州陶器和瓦に葺き替え(③)』
この蔵の工事前の棟部分は、5段に積まれた棟瓦やのし瓦が粘土で固定されていましたが、年数が経過していたために粘土の粘着力が弱まり、非常に崩れやすい状態になっていました。
葺き替え後の棟も5段積みと比較的高さのある棟になりますが、今回は強力棟金具を設置して耐震対策を施します。
平葺きの過程で、棟部に強力棟金具を設置してあります。この金具に、棟瓦を支える鉄筋を銅線で固定します。
漆喰よりも劣化しにくいモルタルセメントを棟部に詰めながら、のし瓦を積み上げます。
のし瓦は
地震や強風での脱落を防ぐために、左右を組にして銅線で緊結します。
に固定した
鉄筋と
棟瓦を銅線で緊結しました。
銅線で緊結した後、さらに
コーキングで
固定しています。
切妻屋根の端(袖部)には、いぶし銀色のGL鋼板を加工したケラバ板金を取り付けました。
ケラバ板金を取り付けることによって、妻側からの吹き付ける風雨から屋根を守ってくれます。
工事の全ての工程
が完了しました。
葺き替え前の蔵の屋根です。
瓦のズレが原因で雨漏りが発生していましたが、築110年以上も経過しているため、土瓦や下葺き材の経年劣化が目立ちました。
葺き替え完了後の屋根です。
劣化が心配だった屋根下地も、野地板を増し張りした後でルーフィングを施工しているので安心です。
棟部も強力棟金具を使用して、耐震補強はバッチリです。
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