石巻市南境にて、蔵の葺き替え工事の過程で、野地板の増し張りと改質ルーフィング施工を行いました。
こちらは築110年以上経つ蔵で、土瓦のズレが原因で雨漏りが起き、全面的に陶器瓦へ葺き替え工事を行うことになりました。
~この現場のブログはこちら~
雨漏り調査の様子→『石巻市南境│築110年の蔵の土瓦屋根の雨漏り調査』
土瓦解体の様子→『石巻市南境│蔵の土瓦の解体(葺き替え工事①)』
土瓦と、下葺き材の杉皮・瓦桟の解体までが完了しています。
穴が開いていたため、部分的に
野地板を張り替えました。
不陸調整と屋根下地の補強も兼ねて、既存の野地板の上に、ラーチ合板(構造用合板)を重ねて張ります。
ラーチ合板を釘で固定する際は、下に垂木(タルキ)がある場所を選んで固定します。
野地板の増し張りが終わりました。
これで屋根面の凸凹が是正され、強度も増しました。
増し張りした野地板の上から新しい防水シート(改質アスファルトルーフィング)を施工します。
改質アスファルトルーフィングは、軒から棟に向かって、上下を100mm以上、左右を200mm以上重ねながら張っていきます。ルーフィングの防水性を生かすためには施工マニュアルにきちんと沿って施工することが大変重要となります。
シートはタッカーというホッチキスのような工具を使い、野地板に針で固定しますが、改質アスファルトルーフィングはシール性に優れており、針や釘を打ち込んでも熱で膨張して穴をしっかりと塞ぎ、雨水の浸入を防ぎます。
改質アスファルトルーフィングを張り終えたら、次回は瓦桟施工、陶器瓦の荷上げ・平葺きとなります。
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