この度の台風15号による建物の損壊、停電、断水等で大変な思いをされている皆様に心よりお見舞い申し上げます。
災害がおきると真っ先に、屋根の業者に対しての高額請求等のご批判がメディアで取り上げられ、同業として大変残念に思っております。
私どもは東日本大震災を経験いたしましたが、その際にも屋根の補修依頼が数日で1,000件を超え、実際に施工が完了するまでに数年お待ちいただいたお客様も多々いらっしゃいました。
出来る限りお客様のご要望に応えたい、その想いは強く持っておりますが、実際に動ける人員には限りがあり、養生や修繕は新築現場のように足場がかかっているわけではありませんので、不安全な中の作業を強いねばなりません。作業員も毎日クタクタになって帰ってきておりました。無理はさせられません。
また、あの時にはガソリンや養生資材を調達するのも大変難しく、九州や遠方の仲間から送られてくるブルーシート他の資材応援が本当に有難かったのを思い出します。
災害時に本当に悪徳目当てで入ってくる業者さんもいらっしゃるかもしれません。
しかし、ほとんどの業者さんは、なんとかしたい、という気持ちで皆様のお宅と向き合っています。
ただ、材料代、人件費、どうしてもかかる費用は、お客様に頂戴せねば、会社として成り立ちません。
どうかご理解いただき、不安であれば、先にきちんと概算を確認して頂いて、ご納得されたうえで工事して頂いてください。
私どもの方にも、千葉の屋根工事業者の知り合いや、ハウスメーカーを通して応援要請を頂いております。
いますぐには動ける状態ではありませんが、お手伝いできそうなときには、率先してご協力させていただく所存です。
災害はいつ、どこで起きるか予測もつきません。何が起きてもおかしくない時世です。
まずは「自分の命」を第一に守り、笑顔で生きていきましょう。
笑顔の花咲くJAPANでありますように。