2021.02.05
石巻市泉町にて、瓦棒葺きトタン屋根の点検を行いました。こちらのお宅は建ててから40年以上が経過しているものの、一度も屋根点検をしたことがないそうです。さすがに心配になって点検を依頼されたそうです。当然、今回が初めての屋根点検となります。 こちらが点検・調査を行うお宅です。2Fと玄…
登米市にて、棟包み(棟板金)の一部交換工事を行いました。
こちらのお客様より「強風で棟包みが飛ばされ、庭に落下してしまった」と慌てたご様子でお電話をいただき、早急に現場を調査し、飛ばされた棟板金を新しいものに交換することとなりました。
棟包みは屋根の一番高いところにあるため、風の影響を受けやすく、固定している釘が緩んでいたり浮いていると、こちらのように飛散する可能性もあります。
今回は怪我をする方や、車や他の建物への被害がなく不幸中の幸いでした。
こちらのお宅の屋根は、化粧スレート(コロニアル)の方形屋根(寄棟屋根の一種)で、棟部分は板金(棟板金または棟包み)を被せてあります。
こちらの丸で囲んだ部分が強風で飛ばされて変形した棟包みです。
現場調査の際、雨が心配なため、庭に落ちていた棟包みを拾って、元々付いていたところにビスで仮留めして応急処置をしていました。
一見、大丈夫なように見えますが、近くに寄って見るとこんな状態です。だいぶボコボコと変形しているのが分かります。
このままにしておくと、変形してずれた箇所から浸水して雨漏りの原因となる恐れがあります。
変形した棟包みを外して、新しい棟包みに交換します。
まずは仮留めしていたビスを抜いて、破損した棟包みを外しました。
木下地である貫板(ぬきいた)の状態は良好ですのでこのまま既存のものを使用します。
(ただし、貫板の腐食や劣化で釘固定が利かなくなって棟包みが飛散した場合は、劣化しにくい樹脂製の貫板に交換することもあります。)
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新しい棟包みを被せ、ステンレス釘で固定します。
この時、真上から釘を打ち込んでしまうと、雨水が入り込み、雨漏りしやすくなってしまいますので、棟包みを留める際は側面から釘やビスを打ち込みます。
ご自身で応急処置をされた場合、真上から釘を打ち込んで雨漏りを起こしてしまった…なんてことが結構多いのでお気を付けください。
と既存の棟包み
の継ぎ目部分は、棟包みを被せる前に
コーキングを充填して防水処理を施
します。
コーキングして、浸水
を防ぎます。
棟包みの交換が終わりました。
今回交換していない他の棟板金も、釘が外れそうになっていないかどうか点検したら全て完了です。
屋根の頂上にあるため、台風に限らず、春一番など突発性の強風でも被害を受けることが多い棟包み。
棟は屋根の中でも特に雨漏りしやすい部分なので心配ですが、心配なのはそれだけでなく、棟包みの飛散が原因で通行人にケガをさせてしまったり、車や近隣の建物を傷つけてしまう可能性もあります。
棟包みが飛ばされる前に、一度点検してみましょう。
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